 |
 |
|
 |
 |
【序 章】 "my mission is to be more that just a rap musician" - Unconditonal Love
(2003/01/18)
このコラムを始める上で一番の動機になったのは、Pacの考えが何一つ気取ることなく語られたUnconditonal Loveのリリックの、「俺の目標は単なるラップミュージシャン以上の存在になること」という一文に端を発する。
普段、毎日のようにPacのラップを聞く私たちにもこの一文は、単なるラップリスナー以上の存在になることを望んでいるのではなかろうか。
「Pacのこの曲が素晴らしい」「このリリックに感動した」ということはこちらの掲示板でもそのような意見交換がなされることはあるが、それ以上の(楽曲等以外の意見)議論はあまりみられることはなかった。
そこで僭越ながら私、cdcはあまり語られることなかったPacの革命家的側面、社会に対し変革を求める人物の一人とPacを捉え、このコラムで語っていこうと思う。
中国革命の父、孫文は自らの革命理論を説いた「三民主義」のなかで人間は「先知先覚」「後知後覚」「不知不覚」の三つに分けることができるという。「先知先覚」は発起人。私たちでいえば他の誰のことでもないPacのことだ。「後知後覚」とは宣伝家のことで、Pacの存在を世に知らしめるこちらのサイトのことだととしよう。「不知不覚」は宣伝に感化されそれを実行に移す人々のことをいう。この「三民主義」からみれば私たちに課せられた使命とは「後知後覚」または「不知不覚」の役割であろう。
Pacという希代のラッパーの残した変革の種をこの世に蒔き、社会に対して変革を求めるということを、Pacは我々に求めているといっても過言ではないのではなかろうか。かといって変革を求める為に革命家になる必要があるわけではないが、それぞれの職場、環境をより良いものにしていくということができるはずだ。
だが、この現代社会では問題視すべき事ほど隠され、変革は弾圧され、真実を語る者ほど闇に葬り去られてきた。
この世で勇気を持って間違いを正そうとした人間は次々を屍となり、キング牧師やガンジーなどの偉人達の死同様にPacもまたその人間達の一人としてその早すぎる死によりこの世を去ってしまった。
だがPacの残したリリックは不滅の言霊となり私たちの心に宿り私たちの心に息づいている。そして言霊は変革の種となり私たちの心に宿り、その実現の日を心待ちにしているのではないだろか。Pacの志半ばにして倒れたその不遇を思うとその思いは日増しに強くなるばかりだ。
このコラムはPacの志をたやさず、社会、強いては日本、世界のより良い明日を創る何かの役に立てればこれ以上の喜びはない。
このコラムを執筆するするに当たって、機会を与えくださり快く承諾してくださったPPG氏に厚く御礼申し上げる。本当に有り難う御座いました。
Written by c d c
【c d c / Profile】
1983年8月2日長崎生まれ長崎育ち。別府在住。A型/獅子座。おじいちゃん子。
主旨不明パラノイア的HP[上岡流]管理人。WEB上似非コラムニスト、及びポエット。
中学生当時、洋楽紹介番組で2Pacと出会い1stを購入。その後何を血迷ったか売ってしまうが・・・98年、Greatest Hits輸入盤で再び2Pacと再会。それ以降、既に発売されたアルバムを購入する度2Pacに心酔していく。
Favorite album: R U Still Down? (remember me)
Favorite songs: I Wonder If Heaven got A Ghetto, Staring Through My Rearview
【BIG SCORE! / Profile】
1976年8月17日 愛知生まれ愛知在住。B型/獅子座。イラストレーター。
PACとの出会いは1stよりJUICEのサントラの方が早い。映画を待ちきれず92年夏頃、父親の実家に帰省するついでに渋谷のタワレコで購入。(当時は、ひとつのCDにたいそうな紙のケースが付いていて、それは生涯の宝物になった。)この時、この人物の将来がこんなに波乱で短いものだとは想像がつくわけもなく、新しい音楽と自分のスターに夢を膨らませていたのを覚えている。
Favorite album: Me Against The World
Favorite songs: I Get Around, If My Homeie Calls
|
|